【VRの医療への応用】とある理系の研究紹介

理系大学院生の挑戦・体験談

どうも、しがなです!

皆さんは、VR(仮想現実)と聞いたら何を思い浮かべますか?

家庭用ゲーム機やテーマパークのアトラクションなど娯楽用のものを想像するのではないでしょうか?

しかし、VRの技術は娯楽だけでなく、医療や開発の現場といった様々な分野で応用されています。

今回は、医療の研究で使用されているVRの例について説明していきたいと思います!

はじめに

今回、この話をする理由としては、実際に私が研究としてVRを使用したリハビリテーションシステムの開発を行っているので、それについて多くの人に認知してほしいと思ったからです。

VRは娯楽向けのものと思っている方たちの固定観念を取っ払い、VRの可能性について理解していただきたいです!!

筆者の研究について

もうすでに、私の研究については少し触れましたが、改めて分かりやすく説明すると、

下半身が麻痺した脳卒中患者の自宅環境をVRで再現し、病院内にいても自宅で歩行訓練をしているかのように感じられるVRリハビリテーションシステムを開発する

というもので、自宅環境をVRで再現するというのは、↑の画像(筆者の部屋の再現)のようなリアルなCG空間を作ることです。

なぜVRで再現するのか

なぜわざわざこんなことをするかというと、患者の入院できる期間は決まっており、従来の脳卒中患者のリハビリテーションでは、退院後に自宅に戻った後で転倒によってケガをしてしまうというケースが多々報告されているからです。

また、病院での単調な訓練によって継続意欲が低下しリハビリに対するモチベーションの維持が難しく、病院内では個人にあった訓練環境を実際に作成するのが困難です。

そこで、VRを用いることで、訓練環境を容易に再現でき、家具などはCGであるため転倒時にぶつけてケガをするリスクが減少します。

具体的な研究内容

もちろん、ただVRで部屋を再現して患者に見せて終了ではなく、リハビリの効率を上げるのにVRに様々な機能を付与しています。

付与している機能としては、

・CGの家具や壁に当たったことを知らせる視覚・聴覚・触覚フィードバック
・VR空間内の歩行軌跡がわかる機能
・部屋の広さを自由に変更できる機能

などがあります。

現在は、これらの機能を付与したVRの部屋で家具などにぶつからないように歩く歩行訓練のみですが、

今後は窓を開ける、高いところの食器を取るなどの日常生活動作の訓練が行えるような機能を付与していく予定です。

最終的には、患者個人の部屋を誰にでも作れるように形式化し、脳卒中麻痺患者のリハビリテーションの効率的なシステムを構築していきたいと考えています。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

5Gがもうすぐで始まりますが、それによりVRは今よりも多くの人に普及し生活を豊かにしていく技術であるのは間違いないでしょう

技術の進歩は、より加速していくので、新しい技術に対するアンテナを張り巡らせ、時代の変化に置いて行かれないようにしましょう!

以上、VRを医療に応用した研究紹介でした!

コメント