コロナ禍中の学会発表【オンライン学会の実態とメリット・デメリットに迫る】

理系大学院生の挑戦・体験談
しがな

どうも、しがなです!

最近では、コロナの影響で仕事や学校など様々な生活様式が変化し、急速なオンライン化が進んでいますよね。

それは、大学院生のほとんどが参加する学会発表も例外ではなく、オンライン学会という形で開催されています。

今回は、私の体験談や周りからの情報をもとに、オンライン学会の形式やメリット・デメリットをまとめてみました!

オンライン学会の実態

ポスター発表

これについては私も実際にオンラインでポスター発表を経験しました。

普通のポスター発表はというと、大きな会場の中に色んな人のポスターが設置されており、聴講者は自分の気になるポスターの前に行き発表を自由に聞いて回るとというスタイルです。

これがオンラインになると、サイトに全員のポスターが貼られ、聴講者は気になる発表があればその発表のURL(Zoomなど)をクリックすることで、発表者のオンラインの部屋に飛ぶことができ、そこで発表を聞いたり質問をすることができます

オーラル(口述)発表

オーラル発表というのは、大勢の人の前でPowerPointなどを使って発表していく形式になります。

これについては容易に想像がつくと思いますが、オーラル発表がオンラインになると、Zoomウェビナーなどを使用し、大勢の人が見れるセミナー形式のようなオンライン発表になります。

動画発表

これは、ポスター発表の代替として用いられることが多いですが、その名の通り録画した発表を動画として参加者に見れるようにしたものです。

発表者が自身の発表を録画したものをあらかじめ提出することで、全員がいつでも発表を聞くことができるようになります。

オンライン学会のメリット

現地に行かなくてよいので楽

これはオンライン学会の一番のメリットじゃないかなと思います。

わざわざ宿や飛行機などを取らなくても自分の発表時間になったらパソコンを開けばいいだけなので、現地に行かなくてよいのは大きいですね。

発表間の移動がないので楽

これも一つ目のメリットにつながるのですが、本来であれば、発表を聞いた後に次の発表を聞くために会場内を移動しなければならないのですが、オンライン学会の場合、URLをクリックするだけで別の発表を聞きに行けるので非常に効率が良いです。

質問がしやすい

対面だとなかなか話せない方にとって、オンラインという環境は非常に質問がしやすいのではないかと思います。

というのも、オンラインの場合、言葉以外にもチャットという手段で質問が可能なので、誰でも気軽に発表者に質問ができます。

また、発表者が話していたとしてもチャットなら発表を邪魔せず、自分の好きなタイミングで質問を投げることができるので便利ですね!

オンライン学会のデメリット

相手の顔がわからない

発表者側として感じたことなんですが、聴講者はカメラオフの人が多いので、非常に話しづらいなと思いました。

また、実際の学会発表であれば、発表を通じて同じような研究をしている人と知り合えたりするときがありますが、オンライン学会ではそれがほとんどないというのも寂しいですね…

学会という感じがしない

自分の部屋なので、学会に参加しているという感じが全くありません。

逆にこれがメリットになるという方もいるかもしれませんが、せっかくお金を払った(研究費)のにもったいないなって感じがしますね。

学会に参加するからには、学会に参加したぞ!という達成感が欲しいです…

観光ができない

私の中では、これが一番のデメリットですね…

学会と言ったら、学生の中には交通費や宿泊費が出るので観光目的なんて方もいるのではないでしょうか?

ですが、オンライン学会だと現地には行くことができないので、発表が終わってもご褒美がないわけです…

観光がない学会発表なんて、ネタがないお寿司と一緒ですよね…(言い過ぎ)

おわりに

いかがでしたでしょうか?

オンライン学会は便利ではあるんですが、本来の学会の雰囲気や現地での観光ができないというのは、少し物足りなく感じます

今はしょうがないですが、やっぱり卒業するまでの間には普通の学会も経験してみたいと思いますね。

コロナが早く終息に向かうことを祈るばかりです!

以上、コロナ禍中の学会発表の実態とメリット・デメリットでした!

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