理系大学生こそ大学院に進むべき理由とそのメリット

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こんにちは、しがなです!

早速ですが読者の皆さんは、理系において、大学院という進路を選ぶことのメリットデメリットについて知っていますか?
今回は、理系の大学院進学についての私の考えを話していきたいと思います!

筆者の大学院進学について

私は、私立大学の理工学部からそのまま内部進学という形で大学院進学をしました。

ここでおそらく、ほとんどの読者が勘付くことでしょう…

そう、私は理系は大学院に行くべき!!という派の人間です!

うるせえ!お金があるなら行ってるよ!」とか「学部卒で働いて何が悪いんじゃ!」って思った方々、どうかこの場を離れないで私の話を最後まで聞いてください!! m(_ _)m

これらのような意見を踏まえた上で、大学院進学に対する私の意見について述べていきますね(汗)!

大学院への進学率

大学院への進学率の話で、「理系は大学院に行く人が多いけど、文系は大学院に行く人は少ない」とか「理系において、国公立理系の進学率は私立理系の進学率よりも多い」って言うのを皆さんもよく耳にすると思います。

この章では、条件の違いによる大学院への進学率の違いを見ていきましょう!

理系と文系の進学率の違い

統計情報リサーチ」によれば分野にもよりますが2015年現在で物理・化学が50%前後あり、生物学で40%ほど、数学で25%ほどあります。
理系の中でも物理・化学・生物では2人に1人が大学院に進学しており、人文科学や社会科学のいわゆる文系学生では大学院進学率が文学では3%前後、司法試験のため法科大学院を卒業する必要がある法学でも最高8%程度であることを考えると進学率は確かに理系の方が高いです。
出典:(すちゅーでんとナビ|理系の大学院進学率はどうなっているのか?)

上記の引用文にある通り、理系と文系では大学院に進学する人の割合が全く違います

この理由は、文系と比較したときに、理系は院進学するメリットが多く、なによりデメリットがほとんどないということが言えると思います。
理系と文系の院進学をする上での大きな違いは、就職活動での待遇の違いでしょう

理系だと、院進学をしていないとなれない職業が多かったり、採用の面で不利になることは少ないですが、文系では、採用の際に院生であるとなにかと敬遠されがちです。

国公立と私立の進学率の違い

国公立と私立の差、、、

それはずばりお金でしょう

もちろん、それ以外にも設備やら学歴やらが関係してくるとは思いますが、もし、国公立と私立の学費が同じくらいであったら、国公立と私立の大学院への進学率は同じになるのではないでしょうか?

少なくとも、私は、そう考えています。

理系が大学院に進学するメリット

この章では、理系が大学院に進学するメリットを紹介すると共に、それに対する筆者の考えを述べていきます。

自由な時間がたくさんある

正直、これが大学院に行く最大のメリットだと私は思っています。

大学院での2年という時間をどう使うかで、今後の人生が変わると言っても過言ではありません。

例えば、2年間を娯楽系のYouTubeを見たり、ゲームをすることだけで無意義に過ごした人と死ぬ気で英語を学んだ人では、
今後の人生の選択肢の数が全然違いますよね?

なにもYouTubeやゲームをして過ごすことを否定しているわけではありません。
自分にとってのQOLの考え方は人それぞれであると私自身も考えています。

ただ、後で後悔しない時間の使い方をすることをお勧めします。

悔やんでも、現在の科学では時間を戻すことなどできません。

タダで国内・海外旅行ができる

タダで旅行なんてできるわけないだろ!」と思う人、いますよね…?

でも、大学院生ならできるんです!!

おそらくどの大学院でも、年に一回は学会に行かなければなりませんよね?
そのときに、学校側から交通費や宿泊費としてお金が支給されるんです!

私の大学院では、年に国内2回か国内1回・国際1回のお金が支給されます。
大学院生の皆さんは、学会のついでに観光を楽しんでみてはいかがでしょうか?
開催場所で学会を選ぶのもありかもしれませんね(笑)

しかし、これは大学院によっては学会出席のお金が出ない場合もありますので、事前によく調べておくことが大事です

職種の選択肢が増える

大学院に行く理由の中でも1、2を争うくらいのやつですね。

職種の選択肢として、研究職開発職教授などが増えます。

研究職や開発職を目指しているなら、修士でないと、まず面接に受かりません。
そもそも、応募の時点で学部卒はふるいに落とされることがほとんどでしょう。
これらの職に就きたいのならば、大学院に進学することを強くお勧めします

大学院に進学するデメリット

この章では、理系が大学院に進学するデメリットを紹介すると共に、それに対する筆者の考えを述べていきます。

お金がかかる

大学院に行かない理由第1位ですね!(笑)

国公立ならまだしも、私立なら学部の学費は4年間で700万円、大学院に行く人(修士)は、2年間で200万円なので、合計で900万円ものお金がかかっています。

絶起wとか言ってる人は、大学でかかっているお金についてよく考えてください。

笑い事じゃないですよ?

とまあ、
「学部で700万円も使ってるのに、これ以上お金なんてかけられないよぉ」と思っちゃいますよね。

しかし、大学院の学費をチャラにする方法があるんです!
この言い方すっごく怪しいですね。。。
自分で言ってて思いました(笑)

全然怪しい方法とかじゃなくて、だいぶ正統派なやり方なんですけど、
ずばり、、、

研究をめちゃくちゃ頑張るです!!

は?それでなんで学費がチャラになんの?と考えたかと思います。
理由を説明しましょう。

まず、大学院で借りる奨学金の中で、最も有名で借りる人が多いのが日本学生支援機構の奨学金です。
その日本学生支援機構の奨学金の中でも、無利子で借りることができ、月額5万円か8万8千円第1種奨学金が有ります。

そして、この第1種奨学金を借りると修士の終わり頃に、第1種奨学金の免除申請書類を提出することによって、奨学金が半額免除か全額免除になる可能性が出てきます!!

この免除になる基準は、簡単に言うと、出した論文が優れているか成績が良いか学校のTAなどの研究業務をやっていたかなどなどです。

これは100%成功するという方法ではありませんが、2年間研究を頑張れば、奨学金が免除になる可能性は非常に高いと思います。
また、研究テーマを決める際、結果の出やすい研究を選ぶのも奨学金免除への近道になると思います。

ただ、最終的に免除になるかは卒業前くらいで、免除になることを当てにしすぎると、免除にならなかったときに、卒業後に最大で211万2千円もの借金を背負うことになるので中途半端な気持ちでこの選択をするのはやめましょう。

脅してしまいましたが、継続力があり、研究に対し真摯に取り組むことができる方ならば高確率で奨学金を免除にできると思います。
奨学金の詳しい説明はまた今度記事で出しますね(たぶん…)

学会に出なければならない

これについては、もう人によると思います。

大学院に進学するからには、どこの大学院でも年に数回は学会に出なければならないと思います。

学会の発表形式は、ポスター発表プレゼン発表などがあります。
ポスター発表は、観覧者来るたびに、発表をするというものです。
人が来るたびに発表しますが、大体は少人数向けになります。
一回の発表に定められた時間がなく、興味がある人が聞きに来るので質問がたくさんくることが多いです。
プレゼン発表は、大勢の人の前で自分の研究について発表するというものです。
これは、発表時間に限りが有るので、質問の量も少ないです。

人と話すのが苦手遠出するのがめんどくさいという人には、デメリットになるかもしれませんが、人と話すのが好き旅行が好きという方にはメリットになると思います。

職種によっては進学する意味が薄れる

例えば、営業職ならば、修士でなくとも学部生でも大手の企業の内定はもらえます。
そのため、大学院まで行って、営業職などに就くと、学部生と給料が変わらず、2年間という時間や学費がもったいなく感じてしまいますね。
初任給は、学部卒よりも高いかもしれませんが、この2年の間に学部生は昇給していたりするのであまり変わらないと思います。

しかし、大学院の2年間を自分のスキルアップや経験積むのに使ってからの営業職とかなら全然ありだと思います!!
具体的には、英語を2年間極めて、外資系の企業や海外で英語を使って営業職として働くとかですね。

大学院進学に関しての総括

理系における大学院進学という選択肢いかがでしたでしょうか?

大学院に行くメリット

  • 自由な時間がたくさんある
  • タダで国内・海外旅行に行ける
  • 職種の選択肢が増える

大学院に行くデメリット

  • お金がかかる
  • 学会に出なければならない
  • 職種によっては進学する意味が薄れる

就活か進学かそれ以外の道か、迷っている人の助けに少しでもなれたらなと思います!

最後に、どのような選択をするにしろ後悔が少ない道を選びましょう
自分がどのようなことで後悔するかは、経験則でだんだん分かってくるものです。
ここで、後悔しない道と言わなかったのは、基本、人はどのような道を選ぼうとどこかで少しくらいは後悔をする生き物です。

後悔なんてしたことないよ!って人は、おめでとうございます、超絶ポジティブな人か正しい選択をしまくっている人です!!

ちなみに筆者は、後悔しまくる方の人間です(笑)!

以上、ここまで見ていただきありがとうございました!

 

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